昔のゲーム(レトロゲーム)やコンソールをめぐる著作権問題は、単純に「昔のゲームを遊ぶ=違法」ではありません。
- レトロゲームとエミュレーター
- エミュレーターは、昔のゲーム機の動作を再現するソフトです。
- 米国の裁判例(2000年)では、正しく作られたエミュレーターは「フェアユース」とされ、必ずしも違法ではないと認められました。
- つまり、エミュレーターやそれを使ったハードは、必ずしも違法ではありません。
- ROM(ゲームデータ)の扱い
- ROMの利用は、配布者に権利があるかどうかで判断されます。
- 保存・研究目的の公開(例:Archive.org)はフェアユースとされる場合があります。
- しかし、明らかに違法コピーを販売する場合は著作権侵害になります。
- ユーザーの権利
- 過去に正規購入したゲームは、本来、ユーザーに使用権が残っています。
- ハードが壊れたりメディアが読めなくなった場合でも、ROMで遊ぶ権利があるはずです。
- しかし、権利者は再販売やサブスクリプション型サービスに移行し、ユーザーが正当な権利を行使しづらい状況になっています。
- ソフトウェア業界の課題
- ゲームやソフトウェアはマーケティングの都合で販売終了され、ユーザーは再購入を迫られます。
- こうした商業モデルは、ユーザーの権利を制限し、経済的にも長期的に持続困難です。
- EUレベルで、ソフトウェア流通やユーザー権利を含めた「デジタル主権」の議論が必要とされています。
まとめ
- エミュレーターや正しく扱われるROMは必ずしも違法ではない。
- 正規購入ユーザーの権利はもっと尊重されるべき。
- ソフト業界の現行モデルは、ユーザーと社会にとって持続可能ではない。
